転職を始めた当時の年齢
40歳
性別
女性
転職前の職業
パソコン教室の運営
転職を考えたきっかけ
勤務していたのは教材販売会社でしたが、本業のほかにパソコン教室の運営やパソコン部品の販売、パソコンの修理なども手掛けておりました。
私は、主に公的機関(ハローワークなど)からの依頼で行う職業訓練的なパソコン教室の運営を任されており、講師の手配やスケジュール管理、設備の維持管理などをしていました。
ですが、年々パソコン教室の依頼が減り、ついに経営者が教室閉鎖を決断。
パート扱いなら事務職として会社に残ってもよいと言われましたが、給与の面と、そこに至る経緯の中で感じた会社への不信感から、退職することにしました。
転職前に不安だったこと
当時の年齢が40歳。
パソコン関係や簿記の資格はいくつか持っていましたが、本当に仕事が見つかるのかが一番の不安でした。
地域性もあり、元々働く場所が多くはない中で、自分の希望(給料・勤務形態・会社の雰囲気など)に合った会社が見つかるのか、見つかったとしても雇ってもらえるのか、とても不安でした。
また、当時子どもがまだ小学生だったので、きちんと勤務できるかを尋ねられたらうまくアピールできるだろうかという不安もありました。
自分自身の気持ちを整理しておくことが必要だと思い、転職情報を収集するのと同時に、自分のやりたいことや職業観などを具体的に考えました。
考えているうちに「今までずっと頑張ってこられたのだから、きっと次も大丈夫」と思えるようになってきて、少しずつ不安が解消されたように思います。
私はこうやって転職活動をしました
会社との話し合いで、次に働くところが見つかり次第辞めることになっており、フルタイムで勤務したままの転職活動でしたので、とにかく効率的に、時間をロスしないようにという思いがありました。
そこで、まずネットなどである程度の情報を集めることから始めました。
転職サイトやハローワークのインターネットサービスを、よく覗いていました。
また、住んでいる地域が都市部ではないので、ネットに掲載されない求人も多々あります。
新聞の折り込み広告に入ってくる求人チラシや、地元発行のフリーペーパーなどにも目を通しました。
直接転職に結びつくことはありませんでしたが、勤務形態やお給料の相場などが分かり、役に立ったと思っています。
転職で最も苦労したこと
どなたも経験することだと思いますが、こちらの希望に合う求人にはなかなか出会えませんでした。
仕事の内容が良くても遠すぎて通えそうになかったり、お給料の面で不安があったり、勤務形態が希望に合わなかったり。
やはり全てを求めるのは無理だと悟り、譲れない条件だけを残して、あとはなるべく譲歩する作戦に切り替えました。
具体的に言うと、それまでは今まで経験してきたパソコン関係の仕事を探していましたが、一般事務や軽作業でもOKとして、給料面でもハードルを下げました。
色々見ていく中で、ハローワークに「経理事務担当者募集」の求人が出ており、簿記資格所有者優遇とのことでしたので、実務経験はないもののとにかく応募してみることにしました。
今の転職先に決めた理由
面接時に、経理の実務経験はないこと、簿記の資格も独学で取ったものなのであまり役に立たないこと、でも表計算ソフトなどのパソコンスキルはあること…などを正直に話し、こんな自分でもできる仕事なのかを確認しました。
面接してくださった現在の上司曰く,「小さな会社だと一人でいろいろやらないといけないから知識も必要でしょう。
でもうちは人数が多いから、ひとりがやる仕事は全体のほんの一部分です。
システム化されているしマニュアルもあるので、言うなれば誰でもできる仕事ですよ。」。
この言葉、失礼だと感じる方もいらっしゃるでしょうが、当時の私にはとても魅力的なものでした。
こんな私でもよいと言ってくださるのなら…と、その場でこの会社に決めました。
転職してよかったこと
面接のときに言われたことは本当で、与えられた業務の内容は、毎月決まった処理を同じように繰り返すルーティーンワークでした。
覚えるまでが大変でしたし、処理する量がハンパでないので常に忙しさはありますが、要領よく終わらせる工夫をしながら頑張っています。
また、職場の皆さんがとても温かい方でした。
入ってみて分かったことですが、従業員の方の年齢層が結構高めで、女性でも定年まで働くのが当たり前のような会社でした。
同じ年代の方々と、仕事だけでなく家庭の話や子供の相談ができるので、いろいろ助かることが多いです。
また、組織としてもきちんとしていて、残業時間の管理や職場の整備・安全管理などが徹底しています。
休みがとりやすいのもありがたいです。
転職を成功するためのアドバイス
私が経験したことは少し前の話なので、今現在は多少状況が異なるかもしれません。
地域性や業界特有の事情もあると思います。
しかし今も昔も大切なのは、まずは自分自身をしっかりと見つめなおして,何をやりたいのかやりたくないのか、何ができるのかできないのか、譲れない条件、妥協できる点…などをはっきりさせることだと思います。
その上でしっかり情報収集し、精査・検討して転職先の候補が決まったら、自分を信じてアピールすること、なのかなと思います。
迷いや不安も出てきますが、安易な妥協には走らないほうがいいように思います。
自分自身と向き合ういい機会だと前向きにとらえて、じっくり事にあたってみるほうが、のちのちうまくいくような気がします。
悔いのない転職活動ができれば、自分に合った会社がきっと見つかるはずです。
頑張ってください。
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