36歳ベンチャー企業の管理職女性がデザイン・クリエイティブ業界へ転職を成功させた方法と注意点!

転職を始めた当時の年齢

36歳

性別

女性

転職前の職業

管理責任者

転職を考えたきっかけ

大学を卒業し、新卒で入社したのはベンチャー企業。

そこから10年ほど、とにかくアグレッシブにモーレツに働きまくりました。

朝は7時~8時には出社し、日経新聞やニュースサイトで情報をインプット。
そして業務をスタートさせ、一息つくのは19時あたり。

コンビニや牛丼チェーン店で20分程夕食をとり、業務再開。
22時に夜食でラーメン。またまた業務再開。

はっと気づくと24時がせまり、まだ残っている業務書類とノートパソコンを慌ただしくバッグにつめこみ、終電に駆け込む日々でした。

そんな毎日を送っていたら、気づけば会社の中でも昇給・昇進をして、20代前半でマネージャー職に。

そこから今度は自分の業務だけでなく、部下の業務管理や育成に追われる日々。

30代に突入しても、相変わらず忙しさは変わらず、会社の要職につくと、さらなる責任とプレッシャー。
それでも会社・会社の皆・仕事はとても楽しく、充実していました。

35歳になり、これまで経験した業務以外にも、チャレンジできるチャンスがありました。
その時に経験したデザイン・クリエイティブというものに面白みを感じ、勉強して知識や経験を積みたいという思いが徐々に強くなってきました。

会社には不満はなく、このままずっとこの環境でもいい、という思いもありましたし、年齢を考えても、知識がゼロの道に今から進むのはリスクなのではという恐怖感もありました。

ただ、ある時に、世界の名だたる経営者でも、若い頃にはたくさん失敗をしてきたこと、ビジネスや極めたい道には”遅すぎることはない”のだということ、を本で読み、覚悟をもってキャリア転向をしました。

転職前に不安だったこと

デザインやクリエイティブの業界に対する知見はゼロで、その道で力をつけていくことや、いいアウトプットを出して自分の名前で勝負できるようになるまでには10年はかかるのでは、ということです。

実際、日本国内で有名なクリエイター・デザイナーは数名かと思いますし、若い世代で新たに出現したスターはここ数年ではいません。

ハードワークであったり、いいアウトプットをするためにたくさん勉強をしなければいけない、というのは自分の努力次第なので、何とかなるという気持ちではいましたが、業界特有の既得権益(著名なデザイナーやクリエイターがその権力を保持するために、特定のデザイナー・クリエイターしか評価しないなど)がはびこっていると、自分の努力ではいかんともしがたいため、それがあるのではということも気になっていました。

私はこうやって転職活動をしました

自分が好きなデザインエージェンシーをピックアップし、採用状況を確認しました。
たまたま、一社、いいタイミングで採用求人が出ているのを見かけて、人材紹介会社は一切使わずに、自己応募をしました。

デザインの知見はありませんでしたが、前職で経験したクリエイティブに絡む業務についてレジュメに記載して提出したところ、書類通過し、面談へ。

元々、営業も経験していましたし、人前で話すこと、プレゼンすることには抵抗がないため、面談でも自分の思いやキャリアビジョンを伝えることができたと思います。

代表との面談でしたが、実質その面談で採用が決定しました。
一応、その後にマネージャー職の方々との面談はありましたが、ほぼ顔通しに近い形でした。

転職で最も苦労したこと

転職そのもので苦労したことは実はありません。
というのも、自分の好きなエージェンシーを一社だけ受けて、すぐに採用決定したためです。

大変だった、苦しかったのは、前職との別れです。
10年以上一緒にやってきた人と、違う環境・違う道に進むことは、正直なところ、採用決定して入社するギリギリまで「本当にこの選択でいいのだろうか」と気持ちが揺れていました。

自分の選択・決断は正しいものだ、という気持ちを強く持ち続ける必要がありました。
また、前職で自分が行っていた業務はかなりのボリュームだったため、引き継ぎをする後任者の負担を考えると申し訳ない、という気持ちも強く沸いてきました。

いやだったり不満があったわけではないため、「情」が一番の敵だったと思います。

今の転職先に決めた理由

自分の好きな作品・作風のデザインエージェンシーであったことが一番です。

また、代表の考えが、そこにいる社員のやりたいこと・チャレンジしたいことを尊重して、実行を推奨するというものだったことです。

実際、面談で事務所を訪れたときに、社員の表情が明るかったり、事務所の空気が良かったのはとてもいい印象でした。

自分がデザインの知見がゼロであっても、努力する姿勢や、覚悟をかってくれたのも、度量が大きいなぁという印象でした。

大きいエージェンシーではない小回りの良さ、団結力もあり、なじみやすい環境だろうとも思えました。
実際入社して印象通りでした。

あとは、業界内でも有名で、デザインプロジェクトも面白いものが多いため、早々に刺激的なプロジェクトに携われる可能性があることもです。

転職してよかったこと

数多くあります。

社員の成長を心から考えている幹部陣。
やりたいことは自由に前向きにどんどん挑戦できる環境。

勉強したいことをリクエストするとその環境を整えてくれること。
未経験でもプロジェクトにアサインされてすぐに実践の場に入れること。

比較的若い年代のエージェンシーなので、勢いがあること。
優秀なクリエイターが多いこと。

オモシロイプロジェクトが数多くあること。
社員の仲もよいこと。

変化に柔軟な姿勢なこと。
新しいクリエイターもどんどん加わってくること。

既婚者も多いため、業務時間に配慮があること(とにかく働きたい人はそれはそれでよい)完璧とは程遠い状態のため、進化できるポイントが数多くあること。
勉強のための素材が数多くあること。

転職を成功するためのアドバイス

転職するかどうか悩んでいる方は多いと思います。
今の環境から逃げ出したい、というネガティブな動機での転職はおすすめしませんが、より自分のスキルをあげていきたい、や、自分の興味関心があることを学んでいきたい、や、理想の人生を歩みたい、や、もっと有意義で面白いことが本気でやりたい、など、ポジティブ・前向き・前のめりで、本気で自分のことを深く深く深く考えている動機なのであれば、勇気と覚悟をもって環境を変えることはおすすめします。

私のように、お世話になって不満もない環境を離れることに対する罪悪感や情が強い方もいると思いますし、年齢を気にしている方もいると思います。

ですが、環境を離れても、新しい環境で大活躍することで、前の環境に好きなときに好きな形で恩返しすることもできますし、年齢だって気にする必要はありません。

スポーツとは違って、ビジネスは年齢のピークが若いわけではなく、年齢を重ねているからこその知見も生きてくると思います。

自分の人生は自分が主役なので、いい意味でわがままになるのが良いと思います。

ちなみに、私はリクルートエージェントで転職を成功させました。
好条件の求人がたくさん見つかります。


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