転職を始めた当時の年齢
27歳
性別
男性
転職前の職業
経理職
転職を考えたきっかけ
前職の職場環境が非常に厳しく、給料に見合っていないと感じたためです。
最も大きな不満はサービス残業の多さでした。
残業は月80~100時間程度でしたが、残業代は月30時間分が上限とされていて、残りの50~70時間がサービス残業となっていました。
その分基本給が多ければまだ納得出来たかもしれませんが、基本給も都内としては低く18万程度であり、毎月厳しい残業をしているにも関わらず手取りが20万円前後となり、貯蓄を作るのも難しい状況でした。
そういった劣悪な環境であり、尚且つ会社側に環境改善の動きが見られない為、転職をして環境を変えるしかないと考えました。
転職前に不安だったこと
本当に転職により環境が改善されるかが不安でした。
周囲の友人の仕事の話を聞いていく中で、「羨ましい」と思える会社も多い一方で「うちとそこまで変わらない」と感じる会社も少なからずある事が分かりました。
その為、本当に自分の求める「サービス残業のない(または少ない)会社」を上手く見つける事が出来るのか?また、採用されるのか?という不安はありました。
給料や休日・残業時間についてはある程度求人情報に記載されていますが、その情報が本当に現実に即したものなのかについては、入社しないと分からないという部分があります。
一定以上の規模の企業であればネット内に口コミ情報がある場合もありますが、そういった情報が見当たらない会社の方がむしろ多数だと思います。
その中で、見かけの求人情報に騙されずに自分の望む企業を探すという事が大きなテーマでした。
私はこうやって転職活動をしました
リクナビ・マイナビ等の転職情報サイトと、転職エージェントを併用して行いました。
転職情報サイトでは自分の求める条件で週2回ほど検索をし、その中から気になる求人について、企業を調べて応募していました。
ハローワークでも同様のやり方が出来ると思いますし、最初は私もハローワークに通っていましたが、小企業の求人ばかりで内容が不明瞭なものが多かった為に活用は出来ませんでした。
エージェントについては、最初に担当者と面談をして希望条件を伝えた後は、主にメールや会員ページでのやり取りが中心となりました。
応募書類の添削を行ってくれたり、面接前に「前の面接受験者はこのような質問を受けました」といった面接情報も教えて頂いたので、自分で求人を探して応募するよりも戦略的に動く事が出来たので非常に良かったと思います。
転職で最も苦労したこと
書類がなかなか通らなかった点で苦労しました。
私の志望する条件の一つに「上場企業である事」があったのですが、上場企業の求人の数は限られ、また競争率も非常に高かったので書類で落ちる事が多く苦労しました。
この点については、エージェントのアドバイスを参考に職務経歴書を改善し、また応募企業ごとに経歴書のアピールポイントを変える等の対策をした事で解決出来ました。
転職サイトでもエージェントでも共通する事ですが、最初に作った履歴書・職務経歴書を登録した後は「応募する」ボタンをクリックしただけで求人に応募出来てしまいます。
作業が少なくて済むという点では楽ではありますが、書類選考を通過する為には、企業がどのような人材を求めているのかを見極め、これまでの経歴のどこをアピールしてどのような意欲を示すかを判断し、応募書類に反映させる事も必要だと思います。
今の転職先に決めた理由
自分の希望条件を満たしており、その中で一番最初に内定を貰えたからです。
希望条件としては「上場企業である事」「前職と同じ経理職である事」「土日祝休みで、サービス残業を抑制する仕組みがある事」等がありましたが、転職先の現職ではその全てが満たされており、面接の中で気になる点にも答えて頂いたので不安はありませんでした。
同時期に応募して採用選考が並行して行われている企業の中にも条件を満たす企業はありましたし、給与面等では希望を上回るかもしれない企業もありました。
ただ、そちらの企業から内定を貰えるかは確定していない中で先に貰った内定を辞退する勇気は無く、実際にリスクが低くないだろうと感じたので、現職の会社からの内定を承諾しました。
転職してよかったこと
環境への不満が無くなり、より業務に集中してスキルアップ・キャリアアップに挑む事が出来るようになった点です。
前職で働いている時はサービス残業や肉体的な辛さが大きすぎて、正直に言うとスキルアップの為に勉強する余裕は一切無く、この会社で昇進を目指したいという想いも抱く事が出来ませんでした。
その点今の職場では、そういった不満がほとんど無いので、より社会人として成長する為に力を注ぐ余裕と意欲を持つことが出来ています。
勿論仕事ですので面倒だと思う事や悩む事がゼロという訳にはいきませんが、前職に比べれば小さな不満だと感じる事ばかりですので「この困難を乗り越えて成長しよう」とポジティブに考えながら働くことが出来ています。
転職を成功するためのアドバイス
焦らずにしっかりと調べて、転職先を決める事が大事だと思います。
先程も申し上げましたが、従業員に劣悪な就業環境を強いる日本企業は少なくありません。
そのような中でたいして調べもせずに、早く転職したいという焦りが先行して転職をしてしまうと、「転職したのに環境が良くならなかった」という事態に陥ってしまうリスクがあります。
また一度転職してしまうと、その企業に最低3年は在籍しないと更なる転職は難しくなりますし、3年が経過すればそれだけ歳も取ってしまいます。
焦って転職してしまう事はその後の人生に大きなマイナスの影響を与えてしまう可能性があるのです。
そういったリスクを避ける為にも、募集企業の実態を求人情報やネットを駆使して調べあげ、必要であれば面接でしっかりと聞く等して、不明な点を潰して不安を無くした上で、新たな一歩となる転職先を決定する事が最も大事だと思います。
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