転職を始めた当時の年齢
42歳
性別
男性
転職前の職業
電気メーカー購買職
転職を考えたきっかけ
一人暮らしをしていた母親が突然脳梗塞を発送し入院する事態なりました。
幸い軽い後遺症だけで済んだのですが、この入院をきっかけに将来的なことも考え同居を真剣に検討するようになりました。
私の実母だったので家内に任せっきりすることは出来ないことや、仕事的にも転勤の不可避だったことや年齢面もありこのタイミングで転職を決断しました。
家内も正社員で頑張っていたことや転職・同居に対し理解を示してくれていたこともより真剣に考えるきっかけになりました。
転職前に不安だったこと
これまでの経験が本当に評価されるのか?という点が一番気になりました。
年齢面(当時42歳)も大きなハンディになるのかという不安もありました。
当時、リーマンショックの余波があり雇用環境は非常に厳しい状況でした。
完全な買い手市場の中で競争に打ち勝てるのかという漠然な不安が付きまとっていたことを鮮明に覚えています。
それまで一つの会社に長く在籍していたので、その会社の考え方や企業文化などが完全に染みついて状態だったことや、当時、管理職という立場でしたので、自分が本当に一からスタート出来るか、自分自身が変われるのか?という不安も正直あったように思います。
転職することを中々周りに相談出来ず一人悶々としていたこともより不安を助長させていたと思います。
私はこうやって転職活動をしました
まずハローワークに行き求職申込をし求人検索をすることからスタートしました(在職中。退職届を出す2か月程まえからスタート)。
気になる求人があれば相談窓口に行き色々質問しながら情報収集に努めました。
知り合いから市や県に人材バンクというのがあるので相談してみては?というアドバイスを受けそこへの登録なども行いました。
退職後は前職で付き合いのあった会社にもアプローチしたりもしていましたし複数の転職サイトにも登録し自分の思いつく限りのことは実行したように思います。
県が開設したミドルシニアという就職支援窓口などには頻繁に顔をだし自身の不安を聴いて頂いたり逆にアドバイスをもらったりもしていたように記憶しています。
転職で最も苦労したこと
転職のスタート時、「まあ、何とかなるだろう」という楽観的な考えが後に大きな苦労を強いることになったと思います。
「これまでの経験を持ってすれば認めてくれるところは必ずある筈」という変なプライド(勘違い)も邪魔をしていたのだと思います。
最初は応募しても書類選考すら通過しないあり様。
なかなか面接にも進むことが出来ず持っていた自信が崩壊してしまいメンタル的に不調となりました(不眠症へ)。
今思うと謙虚さが足らなかったのだと思います。
自分本位の志望動機や自己PRなど、今読み返してみますと「そりゃ不採用になるわ」という呆れたレベル。
採用する側の考えや視点になかなか辿りつけなかったが一番苦労したことです。
今の転職先に決めた理由
当初はまったく選択肢に無かったのですが、知人から「こんな求人があるのでトライしてみたら?」とう情報がきっかけでした。
私は前職で主に交渉業務を担当しており人と接することや様々な企画・運営することを得意としておりました。
その転職先は全く業界も異なっていたのですが、活かせる接点があるとのことから応募しました。
実は一回目は不採用でした。
その後、その仕事をやるに辺り有利な資格があることを知り求職活動しながら勉強し何とか取得。
その後、求人が出た際に再チャレンンジさせて頂きたいことを自ら申し出再応募。
何とか採用を頂くに至りました。
たまたま知人から声をかけてもらったのが切っ掛けで、もしそれが無かったから全く別の道を歩んでいたのだろうと思います。
その友人には今でも頭が挙がりません(笑)。
転職してよかったこと
一番は人間的に成長出来たことだと思います。
転職活動の間、家族や知人に色々と心配から迷惑を掛けてしまいました。
失敗も沢山し挙句の果てにはメンタル不調で通院までするに至ってしまいました。
その失敗から多くのことを学び吸収出来ました。
退職前と比べ年収は半額以下に落ち込み生活面は正直厳しくなりました。
しかし家族と過ごす時間が増え、これまで知らなかった子供の悩みなどにも積極的に関与することが出来るようになりました。
地域の活動やボランティアをする時間も取れるようになりました。
これまでやれればと思っていたことが少しづつ実現している実感があります。
幸い転職先の人間関係にも恵まれた公私ともに充実した日々を過ごしています。
転職を成功するためのアドバイス
転職は相当の覚悟が必要です。
安易な考えからスタートすると私のように後々大きな苦労をすることになってしまう可能性が高くなると思います。
経験というのは薬にも毒になるというのが私の実感です。
もう一つ思うのは自身の弱みをきっちり自覚しておく必要があると言うことです。
プラスの要素は誰もがアピールしますが、転職するにあたり自身の足らないところを自覚してそれをどう補って行くかとい考え方を持っておいた方が良いと思います。
その視点こそが「未来志向」に繋がると思うのです。
過去の自分にすがることなく、応募する先の(将来の)自分をイメージすることがとても重要であることを自身の体験から強く実感しています。
採用する側も、応募書類という過去からその人の未来(採用するメリット)をイメージしていると思います。
全てが順風満帆に行く人はほんの一握りだと思いますので、様々な失敗から学ぶという姿勢も最終的な成功に導く要素だと思います。
ちなみに、私はリクルートエージェントで転職を成功させました。好条件の求人がたくさん見つかります。
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