33歳の男性が工場作業員からシステムエンジニア(SE)へ転職を成功させた方法と注意点!

転職を始めた当時の年齢

33歳

性別

男性

転職前の職業

工場作業員

転職を考えたきっかけ

勤務先の電機メーカーの業績が悪化して、親会社からの切り離しが現実化してきたので、倒産または清算が濃厚でした。失業保険給付は会社都合退職として受けられるものの、会社が無くなる前に転職先を早期に探した方が有利と考えて転職を決意しました。

実際に会社が解散となる旨を発表された時点で、転職先の内定を得られていた人の多くは、早く準備を始めていた同僚達でした。大学卒業後にそのまま入社したものの、数年前までは大した資格も取得していなかったことを悔やみ、転職前に資格を取得することにしたわけです。

転職前に不安だったこと

転職を考え始める前までは、転職活動に役立つ資格の取得をほとんど行なっていなかったので、いざ会社の経営が怪しくなってきた時に残業が突然ゼロとなったことで資格試験勉強を行なう時間を確保出来るようになりました。

会社の解散が発表される前までは、倒産となるのかと不安でしたが、解散でも事実上変わらないので内定が取れるまでの間は、失業保険給付が切れた時のことを考えて不安な毎日を過ごしていたわけです。

寡占化が進んでいた自動販売機製造という仕事だったので、同じ業種では転職出来ないことは明らかでした。
異業種への挑戦を30代に入ってから未経験で始めることが本当に出来るのかという点が、過去に転職していった同僚がいなかったので不安に思う原因となっていたのでしょう。

私はこうやって転職活動をしました

求人サイトを比較して、どのような業種ならば挑戦出来るのかと考えていましたが、よく分からずにいました。

そこで、転職エージェントへ登録して異業種に挑戦することが出来る適性をチェックしてもらうことにしたわけです。

転職時にこれから伸びが期待出来るIT業界へ進むために、システムアドミニストレーター試験を突破していたので、他にもプログラミングの勉強も行なっていました。

今からブログラムコードを書くわけではなく、読んで理解出来ることを目的にしていたので、比較的気楽に取り組めたわけです。

転職エージェントのアドバイスにより、通勤可能な範囲内で転居も辞さないという覚悟で臨んでいることをアピールすることにしました。

選んだ業種は、システム保守管理者という分野で、50代になっても継続勤務出来る職種としてシステムエンジニアの中では知られています。

転職で最も苦労したこと

システムエンジニア経験が無かったので、実務で耐えられるだけの知識と業界内の常識を身につけることに注力しました。

転職エージェントからアドバイスを受けていたので、全く見当違いなことを行なわずに済みました。
しかし、未経験から挑戦するためには、勤務時間が今までとは異なる点を受け入れる必要がありました。

8時間勤務の交代制よりも、12時間勤務の交代制の方が単価が高く、休日を有効利用出来ることが分かったからです。
最初は8時間勤務を狙おうとしましたが、家族とよく話し合った結果として12時間勤務の交代制として勤務先から比較的近くへ転居することで、家族と過ごす時間をなるべく長く取ることが出来るように工夫しました。

家族の支援が無ければ、今の職場への転職は難しかったかもしれません。

今の転職先に決めた理由

転職エージェントに勧められた応募先の中から、勤務時間帯が最も会っていたのが今の会社でした。
交代勤務で働く際には、出勤時に朝食と夕食どちらかを家族全員でとれる時間が欲しかったので、10時~22時と22時~10時という勤務体系を採用している勤務先が最も家族と食事を共に出来る回数が多くなることに気がついたからです。

家族の支えがあったからこそ、転職を行なうことが出来たと考えているので、システム保守管理者としての仕事内容に大きな差は無いことから、ライフスタイルと合った職場を選ぶことが大切になります。

12時間勤務と長い代わりに週4日以内の勤務となるので、趣味の時間を取ることも出来るようになりました。
慣れれば2交代勤務の方が楽に感じるという話を転職エージェントからも聞いていたので、思い切って面接時になぜ2交代勤務を採用しているのか、逆に質問してみることにしました。面接官からの返答が、思いの外納得出来たので内定をそのまま受けることにしたわけです。

転職してよかったこと

転職前と転職後では、時間の使い方が変わりました。
転職前には、いつ残業が増えるか分からない状態だったので、作業能率を落とさないように気をつけていても創意工夫をしようという気にはなりませんでした。

一方、転職後は残業が最初から組み込まれていて、追加で残業が発生することは誰かが急病で倒れた時に限定されていたので、時間内に工夫して作業を完了させるように考えて動くスタイルへと変わっていました。

転職後は、家族と過ごす時間が増えて、家族間の会話も増えましたが、何より明るくなったと言われています。
システム保守管理者の仕事は、サーバー相手だから暗い印象を持たれがちですが、実際には真逆で同僚とのコミュニケーションが豊富です。

僅かな気付きを互いに共有することで、異常を早期発見して対処出来ることを初めて知りました。

転職を成功するためのアドバイス

転職をどうしても行わなければならないという状態になってから資格取得を行なっても、実際の転職活動では役に立たないことが多いです。

在職中に社内資格取得支援制度があれば、積極的に活用して一見すると現在担当している業務とは無関係の内容であっても、転職活動を始めた時には思わぬ所で役立つことも珍しくありません。

現在の会社での勤務歴が長いほど、転職活動は年齢が上がってから行なうことになるので厳しくなるでしょう。

しかし、転職エージェントの分析力を借りることが出来れば、転職相談から始めることが出来るので、実際に退職する前に目指す職種と必要となる資格取得を同時に目指すことが出来ます。

転職を考えた段階で、保有資格が多いほど有利に転職活動が出来ることをしっておくと良いでしょう。

ちなみに、私はリクルートエージェントで転職を成功させました。
好条件の求人がたくさん見つかります。


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